張家界岩茸
岩茸は菌類と藻類との共生体をなす植物である「地衣類」の一種です。その本体は菌類ですが、体の中に栄養分を作り出す藻類を取り込んでおり、その藻類に光合成をさせて栄養分を賄っています。岩茸は山地の断崖絶壁に着生し、日光と霧を光合成の源として生きています。このような厳しい環境を選ぶのは、成長する速度が非常に遅いため、栄養分を巡って争う相手がいるような場所では生存競争に負けてしまうからです。
[外観・特徴]
形状は薄い偏平で、成長するにつれておよそ楕円状に広がっていきます。生育する期間が非常に長いため、大きさはまちまちですが、大きいものになると稀に15cmを越すものも見られます(ここまで大きくなるには数十年はかかるといわれています)。日光を受けている表側は白色で手触りはつるつるとしており、岩に着生している裏側は黒色でざらざらとしています。裏側の中心部にへそ状の突起があり、この部分で岩にしっかりと食いついています。乾燥状態であれば何年でも保存が利き、独特の香味があります。
[効用]
栄養的にはカロリーが低く、繊維質に富み、多くのミネラルを含んでいます。岩茸の産地では古くから食に供するとともに、民間薬としても用いられ、下痢止め、暑気当たり、腹痛の妙薬とされています。中国では強精の特効食品として老人が常用すれば紅顔眉目、眼を明らかにするとの言い伝えがあります。中国の医薬書『本草綱目』には、岩茸は石耳(セキジ)として掲載され、食用と医用への用途が記されています
[料理]
簡単には胡麻酢、三杯酢、酢味噌等に和えて食します。古来より下痢や腹痛を抑える効があると伝えられており、刺身の剣にもよく用いられます。魚菜いずれの配合にも適し、寿司、吸物、油炒め、揚物、蒸物、茶碗、平椀、盛分け等、様々な用途があります
弊社特別お勧めの料理作法:
1、きれいに洗っていただいて、水に浸って、柔らかくなってから、スープにしても、お肉やお好きな食品と一緒に炒めても美味しくご賞味できる。
2、1の作法の通りに岩茸を柔らかくにしてから、日本人の大好みの味噌汁と一緒に作れば、最高な味が出ます。
岩茸は家庭主婦のパートナーになると弊社は強くお勧めさせて頂きます。