周辺風景-鳳凰古城
「鳳凰はあなたを一千年間待っていた」ーー「漓江より綺麗な古城」--「中国で最も美しい小町」
鳳凰古城は沱江のほとり、山に囲まれた地域にある。ここはかつてニュージーランドの著名作家アイリー氏が「中国で最も美しい小城」と称賛したことでも知られている。張家界風景区、吉首の徳夯のジャオ族村落、永順の猛洞河に隣接した地域である。
伝説と名の由来 伝えるところによれば、天方国(古代インド)の神鳥フエ二ックスは、500歳になると香木を集めて自ら焼け死に、その後再び灰の中から復活するというフエ二ックスとは、中国の鳥の中の王「鳳凰」のことである。鳳凰古城は古名を「鎮竿」といい、湖南湘西州の西南に位置する都市である。城の西南の翼を広げた鳳凰の形に似た山にちなみ、「鳳凰」という名前がついた。この街はミヤオ族とトウチャ族を主とする少数民族の集住地で、春秋戦国時代(紀元前770~同221)には楚に属し、清代には湘西の軍事、政治の中心地であった。
古城の風景 鳳凰古城は悠久の歴史を持ち、多くの名所旧跡がる。城内には石畳の小道や古代の城楼があり、明清時代の街の様子がしっかり保存されている。付近には、古城に寄り添うように沱江が流れ、城外には南華山国家森林公園、地下には芸術宮殿奇梁洞がある。西には唐代に建造された黄絲橋古城が、郊外には南方長城などの観光スポットはある。
鳳凰出身の名人 ここは英雄、名賢を多く輩出している。一品の欽差大臣(清時代、臨時に権限を与えられた特命大臣)で貴州提督の田興恕、民族英雄鄭国鴻(アヘン戦争時の将軍)、中華民国初代内閣総理の熊稀齢、文学家の沈従文、中国画家の黄永玉などである。
区内の観光スポット 鳳凰古城は4大観光区に分かれ、合わせて11のスポットがある。古城観光区にはそのうちの9つ、沈従文古居、東門城楼、楊家祠堂、熊稀齢古居、沱江船遊び、虹橋芸術楼、崇徳堂、万寿宮、古城博物館がる。城外観光区には南方長城と奇梁洞の2つがある。